明日からいよいよ10月。
ボジョレーでも収穫はほとんど終わり、今は仕込みから発酵・熟成といった段階でしょうか。
さて、現地からの情報が続々と入ってきています。
まずは
ジャン・フォイヤールから。
「ミレジム的にはとてもよい天候に恵まれた。2009年は間違いなく、素晴らしいヌーヴォーが出来るに違いない!」
「そして、ブドウが完熟しているので、ワインは例年よりも少しタンニン分があると思う」
詳しくはビデオブログをご覧ください!
続いて、
フィリップ・パカレから。
<<2009年 現地ボジョレーでは、世紀のグレートヴィンテージと大騒ぎ!?>>
8月、9月と非常に好天に恵まれたボジョレー地方!
9月の初旬からは各地で収穫が始まり、どの生産者も健全なブドウに大満足。乾燥した夏がしっかりとブドウを凝縮させ、やや水不足が心配された収穫直前には適量の降雨に恵まれ、エキス分が豊かでバランスの良いワインとなりそうです。
スタイル的には2005年に似ており、健全でポテンシャルの高いブドウが得られた各生産者は、ここからそれぞれの哲学に基づいてワインへと仕上げていきます。
最高の素材が得られた2009年をどういったスタイルのワインに料理するのか、生産者の腕の見せ所です。
天候に恵まれた2009年は、よく熟したブドウが得られた年となりました。しかし、例年パカレ自身が語るように、熟したブドウが無条件に素晴らしいワインとなるわけではありません。むしろ「あるタイミング以降は、あまり太陽は必要ない」とすら言います。これは、ただ単純に糖度が上がり、アルコール度数と濃さがあるものが美味しいワインであるという短絡的な思考に陥る生産者へのアンチテーゼでもあります。ワインの品格や味わいの複雑さは、ブドウがどれだけ大地から味わいの要素を吸い上げるかによって決まります。長年にわたって自然な栽培を行ってきた畑では、しっかりと根を張ったブドウがミネラルを存分に吸い上げ、クリーンで複雑味のある味わいとなっていくのです。また今年のような雨の少ない年には、地中深くに残された僅かな水分までしっかり根を伸ばして、みずみずしさを損なうことなくブドウが熟すということが可能になります。
ここ数年は、病害や雹(ヒョウ)害によって厳しい選果を余儀なくされてきたフィリップパカレですが、幸い2009年はその懸念は全くありません。となれば、多様なキャラクターを持った健全なブドウを素材に、どのようなブレンドで、どのような匠の技で、彼の理想とする「美しく、繊細な」ボジョレー プリムールと仕上げるのか、まさにワイン生産者としての手腕の見せ所と言えるでしょう。
さながら水のような、飲んでも、飲んでも体に染み渡る「飲みやすさ」を備えたワインを造りたい。それは、決して薄くて酸っぱいだけといった味気ないものではなく、滋味深さと優しさを備えた「命の水」のようなものであって欲しい。幸運に恵まれた2009年ヴィンテージ、どのようなワインとなるのか是非期待してお待ち頂ければと思います。
ヌーヴォー解禁まであと50日あまり。
また情報が入り次第、随時お知らせいたします。
ご期待ください!
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