Rose d'un Jour
「在りし日のロゼ」
本来はAOC「Rose d'Anjou(アンジュ地方のロゼ)」を名乗れるところ、行政の規則に縛られることを嫌い、あえてヴァン・ド・ターブル(テーブルワイン)でのリリースを選んだ孤高のワイン、
サンソニエールのロゼ・ダン・ジュール。
ロゼ・ダンジューとロゼ・ダン・ジュール。そう、いわゆる
ダジャレの類なのですが、フランス語訳を紐解くと、実にエスプリの効いたネーミングであることに気付かされます。曰く、「現在の多くのロゼ・ダンジューは酷いモノだから、あえてAOCを取ることをやめて、“在りし日のロゼ”と名付けた」とのこと。
けれんみのない、艶やかな赤系ベリーの香りがムンムンと。赤い花やハーブなどの香りも立ち上り、さながら香りの万国博覧会といった様相。
一口含むと、優しい甘みがツルンと舌先に。甘みといっても砂糖的な感じではなく、上品な蜂蜜を思わせるトロトロなもの。
そして、長く深く温かい余韻。ユーチンリーや酢豚、北京ダックなどが食べたくなる、どこかオリエンタルな風味を帯びた、妖しく美味しいロゼワイン。しかも価格は
4,200円 →
3,150円と、大特価です!
こういうワインを様々なシチュエーションで楽しめる日本の春。いい季節になりましたねえ。
サンソニエール(マルク・アンジェリ)
/ロゼ・ダン・ジュール 2008