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北イタリアの魅力
先日、催さして頂きましたhanawineのイタリアワインセミナー。
テーマは『イタリア北東部』。
どういった内容だったかをご報告させて頂きます。
北イタリアの魅力_b0082744_1711512.jpg

以上のようなワインで進めさせて頂きました。
まず冒頭に清岡ソムリエから白ワインについてのワンポイントレッスン。
美味しい白ワインは、綺麗でエレガントな酸がある』。
確かに。ブルゴーニュの美味しい白を飲んでいると、その感じがよく分かります。
では、北イタリアの白はどうなのか?

1. テヌータ・サンアントニオ・ソアウ゛ェ
ウ゛ェネト州を代表する白ワイン・ソアウ゛ェ。色味は濃い目の色合いだけど、飲んでみるとクリアで、トロピカルなニュアンスを覚える爽やかな果実味。最後にツーンと伸びる酸味が印象的で、味わいの層の多さを感じます。コストパフォーマンスも抜群。

2. カンティーナ・ボルツァーノ ゲウ゛ェルツトラミネール
山に囲まれたアルト・アディジェ州。サンタ・マッダレーナという、多くの生産者のブドウを選別して、優れたワインを造る協同組合ワイナリー。果物のライチを感じる香味。トローンとしたドイツワインっぽいニュアンスを感じる甘味は、冷涼な地域で造られるワインならでは。飲み終えた後も余韻が深く残ります。

3. ウ゛ィエ・ディ・ロマンス ウ゛ィリアス
フリウリ州のワインを押し上げたスーパーワイナリー、ウ゛ィエ・ディ・ロマンス。グラスから立ちこめる香りは、山の上の澄んだ空気を吸い込んでいるかのよう。香味は青リンゴのようなフルーティーなニュアンスと適度な酸の刺激が共存。飲み口に赤ちゃんの柔肌のような弾力があり、ブドウの旨味が口の中いっぱいに溢れます。

4. テヌータ・サンアントニオ ヴァルウ゛ォリツェッラ
コチラはウ゛ェネト州を代表する赤ワイン。カシスなどの凝縮された果実を思わせるアロマ。酸味が少なく、エキス分を多く感じる果実味しっかり目の飲みごたえ。最後にビッとしてめてくれるキメの細かいタンニンが舌に優しく残ります。飲むと脳裏に収穫期のブドウ畑がパッと思い浮かぶかのような、味わいにイメージが直結されるワインです。
北イタリアの魅力_b0082744_17114344.jpg

合わせた料理は『バーニャカウダ』。
アンチョビの塩気と臭みをとったニンニクの旨味をオリーブオイルで温めて、生野菜をディップ。野菜の瑞々しい食感と、後に残るソースの余韻。まさにミネラルとコクを感じる北イタリアのワインにピッタリのマリアージュです。

飲みまとめてみると、白ワインには同じ地区ならではの共通する『何か』を感じることができたと思います。それは香りなのか、酸味なのか、果実味なのか。ミネラル感なのか。断定することはしませんが、感覚として感じることができるはずです。『ウ゛ェネトのワインよりフリウリのワインの方が緯度的に北にありそう』とか、『同じアルトアディジェでも標高の高い所で造られたブドウじゃないかな』など。そういったことが、飲んだフィーリングとして感じられたら素晴らしいと思いませんか?
と、少し語ってしましましたが、セミナーは和気あいあいとした雰囲気で、肩の力を抜いてイタリアワインを楽しんでいますので、皆様、興味がございましたらご参加ください。

次回は、【イタリア北西部のワイン】を企画しています。

場所:hanawine
日時:10月7日19:00〜(90分)
料金:4,500円(ワイン4種と料理1品)
定員:12名様

飲みながら、食べながら、お話しながら学べるイタリアワインセミナー。
ワイン好きな方はもちろん、これからいろいろ飲んでみたい!という方も大歓迎です!

お申込み・お問合せはhanawineまで
082-222-6687
e87@hanawine.com


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# by hanawinehiromi | 2010-09-04 17:18
久々ルココ会へ行きました。
 浅田シェフの球速は格段にアップしていた!
今年もフランスに行かれたシェフからいろいろ話は聞いていました。
レストランでの食べ歩きは勿論、重要なワイン生産者のセラー訪問などなど・・・
半年振りのLeCoco会は今のフランスのエキスとエスプリが凝縮したかのようなディナー会でした。

アミューズ オクラの花のファルシ
丁寧にカットされたオクラの生命力の風味 オクラの花に詰め物された旨味タップリのホタテのクネル ほんのりマスタードの風味  塩味、苦味、旨味がシンプルな構成ゆえに
スピード感を伴って口中を満たしてくれる。
ワインはレ・ヴァン・コンテのロゼ・ペティアン POW BLOP WIZZ
日本に120本しか入荷しなかったレアワイン オリヴィエらしい気取らないカジュアルなワインなんだけどシェフの料理とあわせると味覚の各要素を際立たせたり、調和させたちする重要なメッセンジャーに。料理あってのワインだなと感心。
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前菜 ドンブ産カエルとキノコのギリシャ風 緑のソース
レモンが基調の色とりどりのハーブの風味が香りのパレットのよう。調律された香りは繊細な肉質のカエルの食感と風味を上手に引き立て、アクセントにオレンジ色のオーボリとゆうキノコが生で添えられて絶妙。
フレデリック・コサールのサン・ロマン2007 料理の多様なハーブの風味とこのワインの持つ複雑なフルーツの香り、そしてサン・ロマン固有の酸と料理の塩味が重なり合う様はブルゴーニュワインの快楽的な喜びのひとつでは?
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前菜 フランス産プティグリ(エスカルゴ)のポトフ
エスカルゴがポトフになって出てきた!目が丸くなるような展開。だけどしっかり着地するのが浅田さんの凄さ。(お皿の端に乗っているのは浅田さんの遊び、定番エスカルゴを香草バターで合わせたもの・・・にくいな)
知る人ぞ知る、各方面で注目の的アレキサンドル・ジュヴォーのル・モン2005飲み頃のバックビンテージ発見!(飲むべし!)すこ~し発泡しつつミネラルとハーブ満載のシャルドネ。時間とともに熟したリンゴのニュアンスが湧き出て変化する様は妖艶ですらある。
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魚 天然スズキのグリエ 赤玉葱のクーリ
なんなんだろ!?みんな気づいていると思うけど浅田さんがグリエした魚のふっくら感、そして「張り」といいたい肉質の強さ。強度と繊細が共存した魚のうまみ。特別だと思います。
ピエール・オヴェルノワ アルボワ・プピリン シャルドネ2007 シェリー香と合わさった胡桃のような香ばしい風味がグリエしたスズキの香りと好相性。
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肉 仔牛のレバーのロースト ジュのソース
仔牛のレバー初めて食べました。しつこくないのに力強さを感じ、やみつきな感じ。
ジビエもそうだけど、こちらの人格がワイルドな肉食系に変化してゆくよう。
浅田さんの焼いたお肉料理を食べるといつも思う。「命を頂いて強くなってゆく」感じを。
浅田さんの素材の見極めと、それを損なわない絶妙な火の入れ方ゆえなんだろう。浅田さんは素材が「こうして欲しい」と語りかけているのを聞いていると思います。多分。
マレシャル ラドワ2008 マレシャル2008は総じて早飲みできて最高に旨い。飲み頃の難しいブルゴーニュのなかで見かけたら買って損のないビンテージです。
やはりレバーとかジビエの血のニュアンスにはボーヌのピノノワールがいいと考えます。
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デザート カルフォルニア産黒イチヂクと赤ピーマン
目が丸くなるどころか、目が回りそうだったのがこのデザート。イチヂクとピーマンとスイカとココナッツの組み合わせ。それぞれの要素が口と脳の中でグルグル回りどこで着地するのか一瞬戸惑い、五感がフル回転。ひと口、ふた口・・・食べ進むとことらもヤミツキあっとゆう間に完食。これ凄いと思います。

フィリップ・ボールナール ヴァン・ド・(JO)・リキュール ジュラのシャルドネを昔ながらのジュースの状態で煮詰めてつくるマクヴァン・ド・ジュラの原型のようなワイン
薬草系、スパイス、香ばしい甘味が渾然となり複雑なデザートと旨く均衡してました。
これが飲めるだけでも僕は幸せですが。やはり〆のデザートの満足感は特別なもの。
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今回に限らないのですが当然ルココ会でのワインは経験済みのワインですが料理と合わせると別物に変化します。料理と一緒だと見えないものが沢山見えてきます。浅田さんが見ているワインはこうなのかとビックリすることが多々ありとてもエキサイティングな経験になります。本当にワインは本質を手繰ろうとしても手からすり抜けてゆく幻のような存在です。答えはひとつでなく多くはないけどいくつかはあるはず。ルココ会は味覚を様々な先入観から解放させてくれ、情報としてではなくワインも食事も心の喜びに忠実になれるようにリセットしてくれる浅田シェフの贈り物のような食事会です。美味しいものを食べるとはそうゆうものではないでしょうか?



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# by hanawinehiromi | 2010-09-03 15:45 | イベント情報
月に一度の幸福マリアージュセミナー
月に一度の幸福マリアージュセミナー_b0082744_135876.jpg
先日は『男のためのワイン教室』というエッジのきいた(!?)ワインセミナーをご紹介しましたが、今回紹介するのは王道…というか、『料理のためのワイン教室』です。
シンプルに気軽にレストランでワインを楽しみたい、と思われている方にオススメのこのセミナー。ブドウ品種や地域の特性などにあまり特化せず、『このワインはこういった料理と合わせるとこういう表情になりますよ』、ということを分かりやすくレクチャー。毎回3種のお料理やチーズ(ワンプレート)をご用意し、料理あってのワイン、またそこから見えてくるワインの魅力をお伝えします。
そうなんです。
ワインはもっと身近なものでカジュアルなものであるハズなのに、分からないからと敬遠するのはいかがなものか?っと、そんな日本の風潮に一石を投じるワインセミナーでありたいと思っています。
まずは楽しむこと!!
美味しいものをより美味しく』。『あまり好みじゃないワインも料理と合わせてこんなに変化』といったようなサプライズを届けられるようなセミナーでありたいと思いますので、皆様、肩の力を充分に抜いてご参加ください(笑)

【幸福のマリアージュセミナー】
時間 19:00〜(90分)
会費 4,800円
定員 12名
内容 毎回テーマにそったワインとそれに合わせた料理3品(ワンプレート)をご用意。ソムリエによる分かりやすいレクチャーでワインを気軽に勉強しましょう。

記念すべき弟1回目は…
9/9(木)【フランス・ブルゴーニュ篇】!1
また、後日料理やワインの詳細はアップしますが、皆様の満足して頂ける内容になることは間違いないです。
さあ、今年の秋冬はhanawineのセミナーがトレンドに!!

ご予約・お問合せはhanawineまで… tel/082-222-6687



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# by hanawinehiromi | 2010-09-03 01:04
秋が来ましたね@hanawine
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強烈な暑さに見舞われた8月も終わりましたね。
だんだんと陽が落ちるのが早くなったのを感じる今日このごろです。
さて、最近『秋』を冠にしたビールをよく見かけるようになりましたが、皆様、ワイン飲んでますか?

hanawineでは大岡さんのワインとともに、今日から秋を感じさせる『山のワイン』をハードプッシュ。
『山のワイン』と勝手に名前をつけてカテゴリーしましたが、要は山がある地域で造られる“土や緑、標高の高い風を感じられる”ワイン。地域で言えば、フランス・ジュラ、サヴォアやイタリア・ピエモンテ、アルトアディジェ、オーストリーなどなど。
白でいえば冷涼感を感じるフルーティーな香りで、コクが強く、酸味が柔らか、良い意味で少しクセのある飲み口。
赤だとベリー系の果実を思わせる香味、ソフトな舌触りにキメの細かいタンニン…
もちろん、ワインによって味わいは千差万別。あくまでおおまかなイメージ、としてです。具体名を挙げるなら、写真にあるようなロアーニャのランゲ・ビアンコやボールナールのコート・デュ・ジュラはどうでしょう?

そんな山ワインたち。単体でも素晴らしいですが、料理と合わせるとさらに味わいが彩り豊かに変化します。
ピッタリな食材として、秋や山を感じさせるの『キノコ料理』はいかがでしょう?
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フリカッセしたキノコをサラダと絡めたり、フリッタータ(イタリア風オムレツ)で包んだり、焦がしバターと和えてパスタに加えたり…料理の可能性は無限大!! 
hanawineのカウンターでも、この組み合わせを9月いっぱい提供しているので、ご自宅での料理とのマリアージュにご参考あれ。

森ガールや山ガールと、新しい言葉が生まれていますが、
hanawineでは『山ワイン』!!
秋のワイン選びの選択肢のひとつにぜひとも考えてみてください。


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# by hanawinehiromi | 2010-09-01 21:49
男のためのワイン教室!!
男性スタッフだらけのhanawine。
幸いにもカウンターやセミナーでは女性のお客様に恵まれており、この暑苦しさを軽減させて頂いております。
そんな中、ふと思ったのですが、この暑苦しさを全面に出していってもいいのではないかと?

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やります!! 男だらけのワイン教室!!
サブタイトル通り、女性抜きだからこそ、恥も外聞もなくワインのあれこれを聞いてください。
いや、ワインにとどまらず、レストランでのマナーやモテるお酒選び、ビジネスにも役立つまめ知識、アルコールの苦手な女性へのエスコート術などなど… うん十年の経験が持つ清岡ソムリエが惜しげも無くソムリエトリビアを語ります(笑)。

『デートに誘いたいけどレストランなんて行ったことない』という男性には、おすすめレストランを。
『居酒屋で焼酎が飲みたい』という男性には、ソコでモテるテクニックを。
『会社で外国の方とビジネスディナーがある』という男性には、紳士のマナーをレクチャー。

1回目 9/30(木) とりあえずビールはダサイ!
まずはお店選びから予約のタイミング術、シックに決まるオーダー術をレクチャー。知ってるだけで男があがるワインの豆知識も。

2回目 10/28(木)貴殿のセンスが光る酒選び
酒選びは洋服選びと同じ。食前、食中、食後酒の使い分けや料理との組み合わせ。アルコールが苦手な女性にもスマートにエスコート。

3回目 11/24()007・ボンドに見習う、紳士術
冴える紳士は一目で彼女好みのワインが分かる! 低予算でもレストランでバッチリ決める、お値打ちワイン群を頭に叩き込め!

4回目 12/20()ビジネスも彼女も怖くない
ワインの銘柄が分からなくても、原則論を知るだけで充分OK!! 
恋にもビジネスにも活かせる、フランス男性の常識を身につけろ。

時間 19:00〜(約90分)
会費 4,800円
内容 ワイン4種+料理1品とソムリエによるレクチャー

※なお、このセミナーは男性限定です。女性の方はどうかあしからずご了承ください。

男の株をあげたいと思っている方、ご連絡お待ちしています。
hanawine 082-222-6687


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# by hanawinehiromi | 2010-09-01 13:30