日曜日は自宅でサッカー観戦、
サンフレッチェ広島のホーム開幕戦を観ていたのですが、いやあ惜しかったですね・・。ずっと押していただけに、勝負所での細かなミスが響きました。
それにしても柏木選手の豊富な運動量は、見ていて頼もしいものがあります。センスのかたまりといいますか、小刻みに動きながら先を読んで押したり引いたり。彼がボールを持つと何かやってくれそう、という期待感が持てます。
さて、夜ご飯のときに飲んだワインは、
ドメーヌ・ユドロ・バイエのブルゴーニュ・パストゥグラン2006。グラスに注いだ瞬間、心地よいベリー系の香りがフワフワと漂うのですが、飲んでみると非常に落ち着いた質感で、なめらかにのどを滑り落ちていきました。
チャキチャキとした賑やかな香りを漂わせつつ、しっとりと地に足の着いた動きで軽快に広がる酒質・・・、まさに柏木選手の動きを彷彿とさせるような、緩急自在な赤ワイン。
ただ、それだけだとやや弱さが目立ってしまうのですが、果実味はドーンと、それこそ松坂投手がアウトコース低めに投じる、揺るぎのない真っ直ぐのように、ビシッと決まってくるんです。
さらに飲み込んだあとの余韻は、パストゥグラン(ガメイが2/3、残りがピノ・ノワール)ということを差し引いても、ちょうど広島カープにいたころの江藤選手が、左翼席にかけて高々と描く放物線なみの、ゆったりとしたものでした。
アテにいただいた
牛シマチョウとキャベツの味噌炒めとの相性も抜群でして、往年の大野と達川のバッテリーを思い出させる、阿吽の呼吸。キャベツの甘みとワインの果実味、味噌の土っぽさとワインのスパイシーさが、ギュッと固い握手を交わします。
頭のなかが野球のことばっかりになってしまいましたが・・。明日の
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では、準決勝進出をかけて、三度目となる韓国戦。これまた気合いが入りますね。
とにかく、
ドメーヌ・ユドロ・バイエのブルゴーニュ・パストゥグラン2006、薄旨系ブルゴーニュ好きの方には特におすすめです!