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「グラス一杯のワインで地球がかわります。」小布施ワイナリー篇
今度は放牧の時期に再び訪れようと思いながら清水牧場を後にして
長野 小布施ワイナリーへと向かいました。

途中お客様に紹介してもらった松本市内のフロマジュリーで
清水牧場のチーズと城戸ワイナリーのワインを飲みながら
土地に根ざした美味しいものには
地元に根ざしておいしいもの(文化のようなもの)を共有していこうとする
人と人とのつながりが必ず存在していて
そうゆうものに僕は魅力を感じているのだろうなと
今更ながら気づいたのでした。
「グラス一杯のワインで地球がかわります。」小布施ワイナリー篇_b0082744_16263897.jpg

小布施ワイナリーは西条の日本酒の蔵を思わせる雰囲気の建物。
蔵を改築したショップでは東京近郊からこられたと思しき
お客様がひっきりなしに来店されお買い物をされていました。
ここのワインはなかなか購入が難しいワインのひとつですが
さすがにここにはたくさんあり個人ようにとここぞとばかり買い込みました。
(バーコーナーではたまに試飲用に出しているので
タイミングが合えば是非お試し下さい。
清水牧場同様に世界水準に日本のワインが到達しつつあることと
日本のテロワールが語れる状況がそこまできているのが
垣間見れるようなおいしいワインですよ。
ちなみに日本酒も発見!買ってきました。)

小布施ワイナリーの醸造長の曽我さんに
仕込み中の様々なワインをテイスティングさせてもらい
醸造についてのお話を聞かせてもらいました。

ワイン作りへの姿勢。欧州種にこだわる理由。地球温暖化(異常気象)への対応。
新樽の使用について。亜硫酸塩の使用法について。
事前の僕の小布施ワイナリーへのイメージとは違い、
ラディカルな改革者とゆうよりは
よい意味でのクラシカルな良いワイン作りの探求者であり
長い歴史のある小布施ワインの継承者のような方でした。

引き続き畑の案内をしてもらったのですが
写真にあるように両脇を近隣の山に挟まれて
前後に志賀高原とアルプスに見守られており
きれいに風の通り道になっている場所でした。
ここの畑も清水牧場にも感じた風通りのよい
ここにいること自体が心地良さを感じる気持ちのよい場所。
そして細心の注意を払ってその環境を守り
(除草剤を使わなかったり、過度な肥料を使用せずに
 強いブドウを作り上げる)
循環型の農業を作り上げようとして大変な努力をされています。
そして美味しいワインとはどんなものかをきちんと考え
必要なプロセス=手間ひまをきちんとかけて作り上げているのです。
戦後の日本の農業ひいては社会が目指したもの
(適切に農薬を使用し安定かつ効率的に収量を増やす)
とは逆の方向へと向いているようなものでとてもストレスを感じ困難な仕事に
きちんと向かい合っていらっしゃる曽我さんには尊敬を。
そしてそのワインを飲むことができれば喜びとともに飲みたいものです。
hanawineで扱えないのは残念ですが・・・
一部のワインがネット上で集中的に売れていく功罪のようなもの。
きちんと作られた日本のワインがもっと増えて
それらが普通にワインの購買の選択肢の一つになるような
状況作りのひとつになりたいものです。
「グラス一杯のワインで地球がかわります。」小布施ワイナリー篇_b0082744_16265226.jpg



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by hanawinehiromi | 2008-05-19 15:00 | masa